歯周病について
昔は「歯槽膿漏」と呼ばれていた歯周病には、歯ぐきに炎症が起こる歯肉炎(歯周病の初期段階)と、内部の歯を支えている骨(歯槽骨)などの歯周組織にまで炎症が及ぶ歯周炎があり、罹りやすさや進行度合いは人によって違います。
しかもある程度進行しないと自覚症状がほとんど無く、気が付いた時にはすでに手遅れになってしまっていることが多いのです。
昔は「歯槽膿漏」と呼ばれていた歯周病には、歯ぐきに炎症が起こる歯肉炎(歯周病の初期段階)と、内部の歯を支えている骨(歯槽骨)などの歯周組織にまで炎症が及ぶ歯周炎があり、罹りやすさや進行度合いは人によって違います。
しかもある程度進行しないと自覚症状がほとんど無く、気が付いた時にはすでに手遅れになってしまっていることが多いのです。
歯周病の初期の段階では歯を磨く時に血が出たり、歯ぐきがムズムズするといった症状しかありません。さらに進行すると歯がグラグラしてきたり、歯並びが悪くなってきたりします。そうなるとすでに歯を支えている骨(歯槽骨)の大部分が溶かされてしまっています。
歯周病が、糖尿病の合併症の一つだと言われていることを知っているでしょうか。一見関係のない二つの病気ですが、糖尿病の人と糖尿病でない人の口の中の状態を比べると、糖尿病の人の方が歯肉炎や歯周炎にかかっていることが多いという調査結果も出ています。
また、近年では歯周病と糖尿病はお互いに影響し合っていると考えられています。歯周病になることで糖尿病の症状が悪化してしまったり、反対に歯周病をしっかりと治療することで糖尿病の症状が改善することがわかってきているのです。
歯槽骨(歯を支える顎の骨)の現在の状況や歯周ポケットの検査を行います。
磨き残しのチェックを行い、原因となるプラークを除去します。ホームケアでプラークが取り除けるように、指導をします。
歯石(歯ブラシでは取り除けない固くなった汚れ)を除去します。専用の器具、機械を使用していきます。歯茎の深い部分に入り込んだ歯石(縁下歯石)を取る場合、痛みを伴う場合があります。その際は麻酔をして治療していきます。
治療後、定期的に検査し歯の汚れをとっていきます。良い状態をキープするには、正しいホームケアと定期的なメインテナンスが重要です。